私には心理カウンセラーとして活動したいという思いがあります。そのために色々な角度から心理学やカウンセリングに関する事を学んでいます。その中で「こころ検定」を知り、勉強する範囲に魅力を感じました。私が興味のある分野以外で、心理カウンセラーとして知らなければならないであろう内容なども、広範囲に渡り試験範囲としてあるからです。そして、1級の取得も頑張れば夢ではないかもしれないと考えました。ものすごい量の試験範囲ですが、これが身についた自分を想像したらなんだかワクワクしました。
テキストが手元に届く前に、大まかに計画を立てました。私はよく試験日から逆算して計画を立てます。試験日の 1〜2週間前には慌てることのないようにします。ふだん取り組んでいるのは、カバンの中に常にテキストを入れておく事です。少しの空き時間でも、テキストを眺めるようにしました。もうひとつ、テキストを自分なりにWordにまとめて持ち歩くこともしていました。何冊もテキストを持ち歩くのはあまり合理的ではないかな、と思いそのようにしてみました。勉強も習慣化するとやらないと落ち着かなくなります。若い頃の私には考えられない事です。最後に、検定当日は緊張して頭が真っ白になることがあるので、普段からマインドフルネスとお寺での坐禅を取り入れました。
こころ検定を受検したことにより、私は知識と自信を得ました。1級の学科は1度不合格になりましたが、「勉強のやり方変えた方がいいかな?」など、そのことは振り返るためのいいきっかけになると捉えてみました。そして、新型コロナウィルスにより1級の実技試験は延期になることもありました。私のモチベーションは下がるのだろうか、と少し考えることもありました。そこで私は1級に合格したいという強い思いがあることを再認識し、延期になったことにより勉強する時間が増えたと、この状況を前向きに捉えることにしました。物事の捉え方により、モチベーションを維持することができたと感じています。このような経験を得ることもできました。
今現在はボランティアで不登校の生徒や、ひとりで子育てを頑張っている人、精神疾患により不安感が強い人、子どもの発達障害などを抱えている親御さんやその子ども本人のサポートをしています。勉強した知識はここで活用しています。特に来談者中心療法による傾聴で接していると、サポートされている人自信が自分自身のことを大切にできるような言葉を発するなどして、笑顔や前向きな言葉が出てくる人もいると感じます。今後はボランティアではなく、心理カウンセラーとして活動したいので、そちらでこれらの知識をフル活用したいと考えています。最後にカウンセリング倫理にある「枠」はボランティアでも大切だと感じることがありました。ここをあやふやにして活動している人が、トラブルに見舞われることがあり、改めて枠の大切さを実感しました。