え?どうすればいいの?親なき後は?
今年の元旦。実家で妹(精神疾患を患い30年)の様子を目の当たりにし、危機感を持ち、こころ検定受検をしようと思いました。
精神疾患について学び、理解しよう。さらに資格取得を目指す。病気を分からない、怖いと言う前に、まず前に進もうと考えたのです。
そして二つ目に、職場で対応する発達障害の子ども達のことも学べる、と考えたり、家族や友人、知人など、昨今のストレス事情なども考え、いろいろ活用の幅があるのだろうと挑戦しました。
“自分を信じて学ぶこと”を念頭に、一人で学ぶ挫折感、孤独、当惑の気持ちには、“工夫”して乗り切りました。工夫には、お楽しみカフェタイム、出掛ける場所とタイミングを勉強確保をベースに考えました。
テキストを読む:七回を目標で。本当に理解したくて我が子の高校、大学の教科書、辞書、幼児絵本、スマホ、質問票の順に調べ、人にも話し、それが記憶定着になりました。
毎日、必ず勉強:やる気がない日も家事、仕事が多忙でも、五分でも良いと決めて。暗記メモをゴロ合わせで作り、朝昼晩をパターン化した学習方法で効果を高めました。
睡眠時間の確保:疲れてやる気低下を防ぎ、体調管理にも努めました。
試験間近の調節:当日の試験時間と同じ時間に勉強、持ち物準備も早めにして心の安定を図りました。
当日は―時間に余裕をもって。初めての出題にも最後まで冷静、あきらめずに、です。
精神疾患がある妹の病気を理解し、対応の仕方にすぐ活かせたこと。これが一番の得られたことです。そして父母や弟にも病気について伝えたり、教えることにも受検勉強した内容が参考になりました。
加えて、目標を持って学び、頑張り通す姿を見ていた家族にも良い刺激となり、合格して得た満足感も、実感して得たことだと思っています。
それから、試験中に、どんな出題があっても、落ち着いて考え、学んだ知識をよくつなぎ合わせると答えが導かれる、と分かりました。
通信教育の教材が届き、不安から迷いから苦痛まで、いろいろありましたが、合格できたことで「感謝」の気持ちも生まれ、また元気に過ごしたいと良い感情が得られたことも私自身の収穫です。どうもありがとうございました。
自分らしい生き方にこの知識をプラスして生活する、ということが一番の活用法だと信じています。
第一に「妹」、職場の「子ども達(発達障害)」そして家族や日常の人間関係でも接するとき、対応するときに活かしたいです。
実際に、今回学び、理解が深まって対応できたことが私自身に余裕が出て、周りが少しずつ明るく変わっていくのが分かりました。コミュニケーションがうまくとれ、お互いに“笑顔”が増えたのです。
このような小さな嬉しい瞬間が増えていくといいな、と思っています。
また、「精神疾患をもつ兄弟姉妹がいる、きょうだいの会」という集まる解を立ち上げ、集まった方々との語る場でも役立てたいです。