合格者の声

西田 玲子さん
こころ検定2級
50代 / 自営業

こころ検定に挑戦したきっかけを教えてください

再婚した相手が胆管がんで半年の余命を宣告されました。不安と恐怖の中で私はただただ泣いてばかり、覚悟さえできず逝去後もしばらくは途方に暮れて、自分のメンタルの弱さに呆れていました。このまま半うつ状態の人生で終わらせたくない、欲しいのは強靭な精神力、先ずは自分自身を治したいと思う一心で心理カウンセラーの扉を開けました。
 
今では科学的な事、医学的な事、生理的な事、知れば知る程、命の尊さを痛感し学ぶことが生きがいとなっています。さらに上を目指して無理をせず自分のペースで励みたいと思います。

こころ検定合格に向けて取り組んだことを教えてください

宅配便の箱を開けてみると、あふれるほどの心理学教材が想像以上に届いて何から始めて良いのか分からずしばらくは手付けず状態でした。

ふと気づくと3ヶ月以上過ぎており、このままでは弱いままだと心を入れ替えて、ゆっくりですが一つずつ一つずつ手にして、DVDは一日一枚、テキストなら目に疲れが出るまで熟読する日々を過ごしました。ストレスを感じたら一日お休みしたりもして自分のペースで進めていくような感じです。

ひととおりを2回りして後に問題集に勤しみました。全くといっていいほどチンプンカンプンでしたが、教材と問題集を照らし合わせていくうちに読解力と理解力が身に付く感覚があり少し楽しくなることもあり、焦らず積み重ねながらも取り込んでいくことが大事だと思いました。

こころ検定受検を通して得たことを教えてください

日々学ぶ事3ヶ月、検定試験に合格し、とりあえず一歩目標へ踏み入れる事が出来ました。更なる上を目指す意欲も湧いてきました。

人はこの世に生を受けてそれぞれの雑踏の中で、自分を振り返ると、あの時は強迫症で、あ々あの時は不眠症、そしてあの時は不安症だったとか、人生の途中で辛かったり苦しかったり、病はその都度現れていて、けれど、それでも自分は思うほど弱くない、強くはないけど弱くはない、充分な回復力があったからこそ、周りの支えがあったからこそ、たくましく生きていられるのだと確認できました。

こころ検定合格の知識をどこでどのように活用していきたいですか

現在、私は1級を目指しながら、週に三回児童養護施設、老人福祉施設、介護センター等の場所でボランティア活動をしています。事業所本部の養成講座を受けながら、主に傾聴のお手伝いを担当させて頂いています。

ここでもロジャーズの基本的態度は活かされています。ほんの少しの知識でも養護児童の病にも軽く優しく手を差し伸べられる人でありたいと思っています。

ボランティア活動は自分のためだけではないので、微力ですが世の中のお役に立ちたいと思うばかりです。心理学は幅も広く奥も深く、知識を更にさらに学んで実用して経験してこれからも心理カウンセラーとして心の窓を磨いていきたいと思います。