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キュートな日と心理学の関係

2026.9.17
  • ベビースキーマ
  • 心理学

キュートな日と心理学には、どのような関係があるのでしょうか

【目次】

9月17日「キュートな日」とは

ベビースキーマと庇護欲

見た目を超える「かわいい」

「かわいい」を構成する5つの感情

 

キュートな大人「キュートナー」

日本では365日すべてに何らかの記念日が制定されています。9月17日は「キュートな日」に制定されています。これは作詞家・作曲家・プロデューサーである中村泰士氏が制定したものです。

日付の由来は「キュー(9)ト(10)な(7)」と読む語呂合わせからきています。中村氏は「キュートな大人」「粋な大人」「いつまでも若々しさを失わない愛すべき大人」を「キュートナー」と呼ぶことを提唱しており、新しい大人のライフスタイルの表現であるとしていました。キュート(cute)とは「かわいい」「きれいな」「利口な」「抜けめのない」「気がきいて」「きざな」「気取った」など様々な意味がありますが、一般的にはキュート=かわいいという意味で使用されることが多い言葉となっています。

では、かわいいと心理学にはどのような関係があるのでしょうか。

 

丸い顔が呼ぶ本能的な愛情

いわゆる「かわいい」という感覚は、単なる好き・嫌いという感覚の問題ではなく、人間が進化の過程で獲得した、生存に直結する非常に重要な心理的メカニズムであるとされています。

まず、かわいいという感覚の根幹にあるとされているのが、ベビースキーマとよばれる概念です。これは「かわいい」に関する最も古典的な理論であり、動物心理学者のコンラート・ローレンツが提唱したものです。ベビースキーマとは、赤ちゃんに見られる大きな頭、丸い顔、大きな目、ふっくらした頬、短い手足といった身体的特徴のことを指します。

これらの赤ちゃん特有の特徴は、私たちに本能的に「守ってあげたい」「世話をしたい」という庇護欲(ケアギビング)を発生させます。これは、無力な赤ちゃんの生存率を高めるための、進化的な適応戦略だと考えられています。

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つながりが生む「かわいい」

ベビースキーマは基本的に見た目のかわいさに関する概念ですが、「かわいい」に関する心理学的な研究が進む中で、「かわいい」は単なる見た目ではないことが判明しています。

最新の研究では、「かわいい」は対象の見た目だけでなく、対象との関係性や状況がより深く関与していることが判明しています。日本の大阪大学とアメリカの大学・専門機関との共同研究によると、誰かが触れているモノは、単体で存在しているモノよりも、さらにもっとかわいく見えるという新たなメカニズムが発見されています。

また、「かわいいモノ」そのものだけでなく、「かわいいモノに触れている人」まで「かわいい」と感じられることも判明しています。これは、「かわいい」という感情が対象だけでなく、対象と人とのつながりを認識することで増幅されることを示唆しています。

 

かわいいを生む5つの感情

心理学的な研究において、「かわいい」という感覚を引き起こす5種類の感情的反応があることも判明しています。「かわいい」という感情は、単に「愛らしい」と思うだけではなく、より多面的な反応を引き起こすことが明らかとなり、それらは5種類に整理されています。

1つ目はケアギビングという感情・感覚であり、対象を守りたい、世話をしたいという保護的な欲求のことを指します。

2つ目はソーシャルという感情・感覚であり、対象と仲良くなりたい、もっと近づきたいという親和的な反応のことを指します。

3つ目はウィムジカルという感情・感覚であり、つい微笑んでしまうような、遊び心や軽やかな気分のことを指します。

4つ目はキュート・アグレッションという感情・感覚であり、あまりにかわいすぎて「むぎゅっとしたい」「かじりたい」と衝動的に感じる破壊的な欲求のことを指します。

5つ目はカマ・ムタという感情・感覚であり、これはサンスクリット語で「愛に感動する」という意味になります。カマ・ムタは、胸が温かくなったり涙ぐんだりするような、深い情緒的感動のことを指します。


このように心理学では、「かわいい」という感覚についても、様々な角度から研究が実施されています。

 

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著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころ検定おもしろコラム編集部 「おもしろコラム」は、心理学の能力を測る検定試験である「こころ検定」が運営するメディアです。心理学・メンタルケア・メンタルヘルスに興味がある、検定に興味がある、学んでみたい人のために、心理学を考えるうえで役立つ情報をお届けしています。