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血液型性格判断は正しい? <26/6リライト>

2026.6.4
  • パーソナリティ

血液型と性格には関連があるのかという議論と、それに伴う研究が、心理学の分野で実施されていたことがあります。

【目次】

血液型と性格の真実とは

なぜ信じる血液型性格説

血液型神話と研究の現実

AIが探る血液型の影響(2026/6/4新規追加)

 

血液型と性格の真実とは

血液型性格診断や血液型占いというものを、一度は経験したことがあるという人は多いのではないでしょうか。
朝のニュースなどで「今日の運勢」や「ラッキーアイテム」などを血液型ごとに毎日紹介しているのを見かけることもあります。
また、日常会話の中でも「〇〇さんはA型っぽい」とか「△△さんと□□さんは血液型が同じだから、似ている部分が多い」といった話題はよくあるでしょう。

実は心理学の分野において、血液型とパーソナリティ傾向(性格傾向)に関連があるのではないかという理論が、過去に提唱されたことがありました。ちなみに、現在一般的に広まっている血液型と性格の概要は、以下のようなものです。

A型:真面目で気配りができるが、神経質で周囲を気にすることも多く、頑固である
B
型:好奇心旺盛で独創的、社交的だが、好き嫌いが激しく衝動的
O
型:行動力があり、裏表が少なく大らかであるが、大雑把で自信家な面もある
AB
型:感受性が強くクールで独創的だが、面倒を嫌い、打算的なところがある

ご自身の血液型と性格的な特徴は一致しているでしょうか。当たっているという人もいれば、自分には当てはまらないという人もいると思います。個人の実感には違いがあるわけですが、では、科学的な研究において血液型と性格の関連性は明らかになっているのでしょうか。

なぜ信じる血液型性格説

心理学における現在までの研究では、血液型とパーソナリティの関係については否定的な成果が多く、関連はないと考えられています。
ただし、血液型と性格の関連に関する研究や議論自体が、日本以外ではほとんど実施されていません。これは、日本以外の諸外国、特に欧米では、そもそも自分の血液型を知らない人が多いからです。

では、特に日本において、なぜこれほどまでに「血液型占い」や「血液型性格診断」への興味・関心が強いのでしょうか。
日本の女性雑誌に掲載されているこれらの内容を調査した研究では、生まれた時から変わらない血液型によって、自分自身や他者の認知・感情・行動を規定することが、ある種「楽」だからだという結果が報告されています。

血液型を物事の判断基準にすることには、「一生涯、1つの基準で考えればよい」「種類が4つしかないため、複雑なことを考えずに済む」といったメリットがあります。

その結果、「○○型は△△という傾向がある」という認識と同時に、「私は○○型だから△△のように振る舞わないと『らしくない』と思われてしまう」というように、広く社会に流布している情報に自分を合わせようとしてしまう可能性が高いといわれています。
つまり、血液型で性格が決まるのではなく、「決まっている血液型の特徴に合わせなければならない」と考えてしまうということです。

なぜ信じる血液型性格説

心理学の分野では、このような研究を含め、血液型とパーソナリティ(性格)に関する研究が300件以上実施されています。

その結果、血液型とパーソナリティ(性格)には、現時点では関連は認められないという結論が出ています。しかし、研究成果とは裏腹に、日本では1970年代に血液型性格診断や血液型占いがブームとなり、1980年代にピークを迎えました。

これに対し、主に社会心理学者が科学的根拠に基づいて血液型とパーソナリティの関係を批判しましたが、現在に至るまで、日常生活における「血液型性格診断」の影響力は大きいままです。これには、テレビなどのメディアの影響が強いと考えられています。

一度発表された結果やそれに基づく理論は、必ずしも正しいとは限りません。しかし、「絶対に間違っている」と断定できる根拠もない場合、それは「仮説」として扱われます。
血液型性格診断もまた、そのような仮説の一つといえます。しかし、テレビなどのメディアで取り上げられることで、その仮説が事実として認識されてしまうことが多いのです。

パーソナリティ心理学をはじめとする心理学の各分野は、科学的根拠に基づいた手法によって研究が進められるものです。
したがって、「テレビでやっていた」ということだけを根拠にするのではなく、科学的・論理的・客観的に物事を分析することが重要です。

AIが探る血液型の影響(2026/6/4新規追加)

このように科学的には否定されている側面が強い血液型性格診断ですが、それでも興味・関心を持つ人は多く、信じている人も少なくありません。そのため、学術的にはほとんど否定されているものの、血液型性格診断に関する調査や研究は、数は多くないながらも継続的に行われています。

最新の研究では、AIによるデータ解析やビッグデータ解析、数十万人規模の大規模データを用いた分析なども実施されています。その結果、非常に微弱ではあるものの、関連性が認められる可能性があるとする報告も見られます。ただし、その関連性は特定の項目に限られ、パーソナリティ検査の主流であるビッグ・ファイブ(主要5因子理論)との比較では、有意な結果は認められていません。

また、統計分析は一定以上のデータ数がなければ誤った結論を導く可能性がありますが、逆に過度に大規模なデータを用いる場合には、わずかな差でも結果として検出されやすくなるという問題もあります。そのため、数十万人規模のデータやビッグデータを用いた分析については、結果が出やすい条件である点も考慮する必要があります。そもそも統計分析とは、500人や1,000人程度のデータを数学的に分析し、「この結果には意味があり、日本人全体、ひいては人間一般にも当てはまると推測できる」といった結論を導くための手法です。そのため、最初からビッグデータや数十万人規模で分析することは、統計分析の本来の考え方とはやや異なる側面もあります。

人間のパーソナリティに大きな影響を与える要因としては、遺伝、家庭環境、教育、文化、過去の経験などが挙げられます。これらと比較した場合、血液型の影響は仮に存在したとしても、極めて限定的であるとするのが、最新の研究成果から導かれる結論です。

・初回投稿:2020年7月30日 

・リライト及び新規追加:2026年6月4日 

 


 

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この記事を執筆・編集したのはこころ検定おもしろコラム編集部
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