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先生ありがとうの日と心理学の関係

2025.11.27
  • 教育心理学
  • 心理学

先生ありがとうの日と心理学には、どのような関係があるのでしょうか

【目次】

11月25日は「先生ありがとうの日」

教育評価

オープン・スクール教育

まとめ

 

11月25日は「先生ありがとうの日」

日本では365日の全てに何らかの記念日が制定されています。1125日は「先生ありがとうの日」に制定されています。これは株式会社 サンケイリビング新聞社が発行する幼稚園児とママの情報誌『あんふぁん』が制定したものです。この日は先生に感謝の気持ちを伝える、先生にありがとうのメッセージを伝えるきっかけの日とされています。日付の由来は年度の中間期で学校行事が少ないことと、「1」(先生)と「1」(親・子ども)が向かい合って先生に感謝を伝え、お互いが「25」(ニッコリ)する日との意味合いからです。

では、先生と心理学には、どのような関係があるのでしょうか。

心理学には教育心理学という分野があり、これは学校の先生の仕事に関する心理学でもあり、学校で授業を受ける児童・生徒の心理学でもあります。本コラムでは、先生の日々の仕事と関係のある教育心理学の用語について紹介していきたいと思います。

教育評価

教育評価とは、教育目標がどの程度達成されたかを知るために教師や教育関係者が教育環境条件・教育課程(カリキュラム)・指導方法・教育成果などについて調査し報告する活動のことを指します。一般に教師が学習者にテストなどを実施して、その成績結果を知らせることが教育評価です。ただし、それは教育評価の一つの側面でしかなく、教育活動全般に対して実施される教育活動を改善するために必要な評価の過程全体のことを指す、幅の広い内容の用語です。たとえば、学校の設置・運営主体となる国、地方公共団体、教育委員会などが学校管理・学校経営・施設・設備、児童・生徒の現況などを調べる学校調査も教育評価に含まれ、文部科学省が国の統計調査の一環として毎年実施している学校基本調査は学校調査の代表例であり、なおかつ教育評価の例でもあります。

また、学校調査は小中高が対象となっていますが、大学の場合は事故点検・評価というものを実施しています。これは大学の研究・教育・管理などに関して、場合によっては外部の研究者を評価委員に含める外部評価方式も併用しながら実施するものです。大学における自己点検・評価も教育評価の一部であり、各大学の教育目標に照らして実施し、大学教育の実際的改善につながるものとなることが望まれています。

 よりミニマムな部分でいえば、教師の授業活動や授業内容についての評価である授業評価も教育評価の一部です。そして、児童・生徒の学習の成果である成績評価は教育評価の中心であり、学習者に学習上の問題点を知らせ、次にどのような学習活動をすべきかを示すものです。

オープン・スクール教育

オープン・スクール教育はイギリスではじまり、1960年代以降にアメリカで注目されるようになった教育アプローチです。特徴として、統合されたカリキュラム、伝統的な教科に分かれた授業は実施せず、教師は児童・生徒の学習のガイドとしてサポートをする役割、カリキュラムの計画や作成に児童・生徒が参加する、発見学習中心でグループによる共同学習を重視する、テストを最小限にする、内発的動機づけを尊重する、学習は教室や学校に限定せず社会の中の学習を重んじる、創造的表現を大切にするなどが挙げられます。オープン・スクール教育は一般的な学校教育における様々な教科の壁や教室の壁、学校と地域の壁、教師と児童・生徒との間の壁などを徹底的に取り払っていこうとするものです。そして、教育心理学において、伝統的な教育とオープン・スクール教育が及ぼす影響の違いについて研究が実施されています。複数の研究結果を総合すると、どちらの教育アプローチが優れている、ということはなく、教育の多様性を示唆するものとなっています。なお、日本ではオープン・スクール教育について、主に小学校を中心にいくつかの学校で実践されています。

まとめ

このように、先生や教育についても、心理学は様々な観点から研究・実践をしているのです。


著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころ検定おもしろコラム編集部 「おもしろコラム」は、心理学の能力を測る検定試験である「こころ検定」が運営するメディアです。心理学・メンタルケア・メンタルヘルスに興味がある、検定に興味がある、学んでみたい人のために、心理学を考えるうえで役立つ情報をお届けしています。