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日本では365日すべてに何らかの記念日が制定されています。8月31日は「野菜の日」に制定されています。これは、青果小売業などを行う事業者で組織された全国青果物商業協同組合連合会(全青連)など9団体の関係組合が、1983年に制定したものです。日付の由来は「や(8)さ(3)い(1)」の語呂合わせからきています。
この日は、栄養たっぷりで美味しい野菜のことをもっと知ってもらい、たくさん食べてもらうことを目的としています。野菜の日を記念して様々な活動が実施されており、大手ファミリーレストランチェーンでは、この日を中心に野菜たっぷりのスペシャルメニューを販売したり、農業協同組合(農協)やコンビニなどでもキャンペーンを実施したりしています。
なお、関連する記念日に8月24日の「ドレッシングの日」がありますが、これはドレッシングを野菜にかけて使うことが多いことから、カレンダーで8月31日の上にくる8月24日に制定されています。
また、9月7日は「近江ちゃんぽんの日」に制定されています。この日付は、「近江(おうみ)ちゃんぽん」が野菜をたっぷりと麺の上に載せていることから、カレンダーで8月31日の野菜の日の真下にくる9月7日に制定されたものです。では、心理学と野菜には、どのような関係があるのでしょうか。
野菜の摂取とメンタルヘルスの関係は、近年の心理学や精神医学において非常に注目されている研究分野となっています。最新の研究結果を総合的に考えると、野菜を多く食べることは、ストレスの軽減やうつ・不安のリスク低下と密接に関係していることが示唆されています。
野菜がメンタルヘルスに及ぼすポジティブな影響の要因として、まず抗炎症・抗酸化作用が挙げられます。野菜に含まれるビタミン類、フラボノイド、カロテノイドなどの栄養素には、体内の炎症や酸化ストレスを抑える効果があります。
最新の精神医学的な研究では、脳の炎症がうつ病や不安障害を引き起こすという仮説が有力であり、野菜の抗炎症成分が脳を守る役割を果たしていると考えられています。
もう一つの要因として、腸内環境の改善が挙げられます。野菜に豊富に含まれている食物繊維は腸内細菌の餌となり、腸内環境を整える効果があります。腸と脳は密接に関係している「脳腸相関」があるため、腸が健康であることは精神的な安定にも直結します。
さらに、野菜には必須栄養素の供給という要素もあります。うつ病や気分の落ち込みに関与する神経伝達物質であるセロトニンなどの合成には、野菜に含まれるビタミンB群や葉酸などの微量栄養素が欠かせません。そのため、野菜を摂取することは、うつ病の予防にもつながるのです。
近年、野菜とメンタルヘルスの研究で注目されているトピックスとして、生で食べることの効果が挙げられます。海外の大学での研究において、調理・加工された野菜よりも、生の野菜や果物を摂取した人の方がメンタルヘルスの良い状態であるという結果が報告されています。これは、加熱によって熱に弱い一部の栄養素が損なわれることが理由の一つと推測されています。
また、食べる順番もメンタルヘルスと関連していることが判明しています。野菜から先に食べるという習慣が、子どものレジリエンス(回復力)や自己肯定感を高める可能性があることが明らかになっています。これは、「何を食べたか」だけでなく、日々のちょっとした食習慣がメンタルヘルスに影響を与えることを示唆しています。
さらに、性別による効果の違いも判明しています。大規模調査の結果、野菜摂取によるストレス軽減効果は、特に女性において強く現れる傾向があることが、複数の研究で示されています。
このようにメンタルヘルスにポジティブな効果を示す野菜ですが、具体的にどのくらい食べればよいのでしょうか。世界的な公衆衛生のガイドラインや研究データから推奨されている目安として、まずWHOは1日400g以上を推奨しています。
日本では、厚生労働省の「健康日本21(第三次)」で350g以上を推奨しています。なお、一部の研究結果では、野菜を摂取する量が多ければ多いほど心理的苦痛が低下するという用量反応関係が確認されており、可能な限り意識して増やすことが推奨されています。
このように、心理学では野菜についても様々な角度から研究が進められているのです。
この記事を執筆・編集したのはこころ検定おもしろコラム編集部
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